支援活動についての覚え書きと、思うこと。

2年前の経緯を少し書き残しておこうと思います。2013.3

震災、1週間後の朝。
やっと連絡のとれたクライアントの栗駒木材・大場さん。
無事の確認が出来て嬉しいのもつかの間、
暖をとる為のストーブの輸送を検討しており、一緒に現地で必要な物資を運びたいという話に。
わたしは不確定要素が多いながらも、
とにかく、現地で必要としている物資をツィッターや、HPなどネットを通じて持寄りを呼びかけました。
持寄りの拠点として、都内のDALIAさんに協力をお願いし、
支援物資を持ち寄ってくださった方々とともに梱包、手配、発送などをお手伝い。
(中継地点の新潟ユニフレームさんへ物資を発送し、そこから毎日トラックで現地へ支援物資の搬送。)
最初の活動はほんとうに小さな、顔の見えるものでした。

その後、こちらでできることのひとつとして、
いつもお世話になっている活版印刷所の職人さんたちのご厚意により、
支援活動を支援する活版印刷葉書の活動をはじめました。
はじめは現地の方々が負担していた支援物資搬送のガソリン代に、
ほんの少しでもなればという思いでした。

栗駒木材さんの支援活動も、時間とともに、活動内容を変え、協力者も増え、
いまではNPO法人 日本の森バイオマスネットワークを主体とした新しい活動へ。
ボランティア、支援の在り方を改めて見つめ直したいと思います。
いまだ終息しない様々な被災地の問題、
ほんとうにたくさんの問題が山積していて、
どうしてよいかわからないことだらけで、落ち込むことや、悩みも多々ありますが、
自分ができること、すこしづつ。手探りでも続けていけたらと思います。

***

被災地での活動以外に、こういった、自分から呼びかけるというボランティアは初めてで、
至らぬところばかりでしたが、
協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。

当時は私のつたない伝え方もあり、凹んでばかりいました。
そんななか、知らない私の呼びかけに応えてくださった方々。
はげましの言葉をかけてくださった出会ったことのない方や、
駆け付けてくれた友人の存在がほんとうにありがたかったです。
仕事でお世話になっているクライアントさんの多くが協力してくださったことも、
本当にうれしかったです。

ポストカードは全額,支援活動に対する支援金ということで、
お店のオーナーのみなさん、職人さんにはご賛同・ご協力いただき、ほんとうにありがとうございます。
デザイナーとしてくださった平工さん、
今でも快く印刷してくださる中村さん、
協力してくださる佐々木活字さん、三木さん、
葉書をおいてくださるDALIAさん、橙灯さん、
yutorico.さん、ヒガムコさん。
ポストカードを買ってくださった皆様。
ほんとうに、皆様のおかげです。
ほんの少しですが、何かの力になれればと思います。

ひきつづき、どうぞよろしくお願い致します。